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Peace cafe interview
ピースカフェインタビュー 第一回
田 英夫さん(参議院議員)
「日本は戦争をしない国」


12月11日、田英夫さん(社会民主党・護憲連合 参議院議員)を発起人一同で訪問しました。

「平和政策塾」発足準備にあたり、「戦争をしない国」の原点を確認するべく、一貫して憲法9条を守ることを基本に、「平和」を追求されてこられた想いと、北東アジアの平和を守るための構想について伺いました。

田英夫HP



参議院議員になった理由


ちょうど、TBSのニュースキャスターを降板させられた時でした(*)
はっきり言って、社会党が好きだったわけでも、政治家になりたかったわけでもありません。
当時の委員長の成田知巳さんの熱心なお誘いもありましたが、社会党が基本的な問題として「憲法を守る」「平和を守る」党だったからです。

私は特攻隊の生き残りです。死を覚悟して、死の一歩手前で生き残った体験から、新憲法の草案が1946年に出されたときは感動しました。「戦争をしない国」に感動しました。

どうして、「戦争をしない国」を考え出したか、あとになって、戦後、首相だった幣原喜重郎さんが、子分だった元衆議院議員で当時岐阜県知事の平野三郎さんに話した記録があます。「今週の憲法」という冊子に記載されていますが、「原爆が出来た以上、日本は戦争をいっさいしてはならない。」と語っていたそうです。やっぱり原子爆弾です。

広島長崎はショックでした。何人死んだかもわからなかった。戦争をしないためになにをしたらいいか考えたらいいか、武装をしないことだと思いついた。「非武装というと狂気の沙汰だろうか」という名言を残されている。

自民党でも憲法調査会では、アメリカの押しつけだからいけないというが、幣原さんが中心となて憲法第9条はつくったんです。
マッカーサーが極東軍司令官を首になって、一節では朝鮮半島で核兵器を使いたいと言ったからとされますが、1951年に上院外交委員会で証言して、日本占領時代、幣原喜重郎がたずねてきて、「軍備を持たないことを憲法で決めたいといった。思わず、この小さい老人の手を握った」といっています。

そういういきさつをから憲法をみても、9条は日本人の思いがこもっている。わたしたちからみれば、特攻隊で21,2歳これから花という時に死んでいった無念が咲かせた花だと思う。

「護憲」の間違い

社会党以来、社民党が間違っているのは、護憲といっていることです。
候補者の会で、「護憲が若い人にわかってもられなかった」とう発言がありましたが、憲法を護ることを護憲といいかたをする。

どこを評価しているのか、わからない。それは間違いだと思います。
なぜ憲法を護るのか、9条を守る、なぜまもるか「軍隊を持たない、戦争をしない」から護るということが見えない。

なんとなく、憲法は「不磨の大典」(*)と思って、さわっちゃいけないとおもって、それ以上いっちゃいけないと思っている。
若い人たちは憲法を読んだこともないでしょう。

*「不磨の大典」なくならずに永久に伝えられる重大な法典A大日本帝国憲法の美称

小さな労働組合が10年前に9条を護る運動を初めて、ニュージーランドのロンギ元首相を呼ぶお手伝いをしたことがあります。大宮で3千人あつまりました。
9条を護る運動が必要でしょう。

憲法が出来た当時、環境を守る運動もなかった、たとえば、環境を守るということを盛り込むなら、憲法を改正してもいいでしょう。日本が先頭に立つべきです。人権、福祉をもっと明快に入れる。ただし、ぜった9条は手を付けない。
「9条にはぜったい手を付けるな」という主張をした方がわかりやすいのではないか。


小泉首相が自衛隊イラク派遣決定の会見で、憲法前文を引用、解釈していますが、こればかりはマスコミも一斉に批判しています。あれは読み方がぜんぜん違う。まったくつごうのよい解釈をしている。

憲法第九条の原点=国連憲章

9条の原点は国連憲章です。
おもしろいのは「武力による威嚇」が先に記されています。
この書き方は、国連憲章が先です。読み比べてみると国連憲章が原点だなとわかります。
国連憲章では、国際紛争を軍事力で解決してはいけない、やむを得ないときに第七章で、国連軍を用いるとしている。

9条は前文を取り入れているから、変えるとなったら、基本精神を守らなければならない。
9条を守る運動、守る党だということをことを強く主張した方がいいと思います。

社会党の先輩たちは、自民党との対立で必要だったし、スローガン政党みたいなものでした。
自衛隊違憲、安保廃棄で、それをどこをどうするという話しはまったくない。
それでも先輩たちはよく勉強していて、社会党から提起して歴代法制局長官が自衛隊は憲法違反となっていました。問題提起をしていました。

具体的な問題提起を

マニフェストの時代だからではないが、問題を具体的に提起してゆくべきです。
護憲平和、憲法を守ろうというだけでなく。9条が日本にあることは知る人ぞ知るです。
オーバービーさんというアメリカの学者はアメリカで日本の憲法を守る運動をしている。
もっと、具体的に世界に向かって、行動で示すべきです。

土井さんにも提起しましたが、まず日本の政府に不戦国家宣言をさせる。
日本は戦争をしない国だぞと宣言させる、そのことを要求し続ける。
最近では、使われなくなってきてるが、不戦というのは1929年に第一次大戦の結果として出されました。戦争史上はじめて、一般市民の方が多く死んでいる。歴史上はじめて空爆が始まった。
第二次大戦は一般人が、日本でも多く死んだ。
第一次大戦のあと厭戦気分ができ、不戦条約が結ばれた。歴史的にあの時代は大切な時代だった。

ワシントン、ロンドン条約も結ばれ、アメリカ、イギリス、日本などが加わって、当時の軍事力の象徴である海軍の戦艦の保有を、5.5.3の比率にする軍縮条約が調印され屈辱だと右翼が怒りました。

日本は3という比率です。具体的に海軍、陸軍で制限した。
全権代表は幣原さんでした。帰ってきて右翼に猛烈に批判されて命も危なくなりました。
ところが、不戦を破ったのは、日本です。満州事変で破った。そういう歴史から土井さんに不戦国家宣言を提案しました。

モンゴルは1992年に、非核国家宣言を大統領が世界に向かって宣言しました。
国連に働きかけて、国連総会でモンゴルは非核国家であるということを承認して貰った。
そういうアイディアをもらって、政府がするまえに両院で決議して、政府が世界に宣言して、国連で承認して貰う。
社民党がそういうことを主張しつづける。
土井ドクトリンでは非核不戦国家として薄まってしまいました。

もうひとつべつの主張、北東アジア非核地帯条約

日本と朝鮮南北とモンゴルで非核地帯条約を結ぶ。
一番最初の非核地帯条約は、1965年、中米にできました。
策定の中心であったメキシコの外相のロブレスさんにあったとき、日本の非核三原則を元にしたといわれておどろきました。

非核三原則に加えて、核保有国は、非核地帯を攻撃してはならないとした。
核保有国に署名してもらう。
各国とも、みごとに署名させている。その方式が広がって、二番目に南太平洋地帯にできました。

同じように三番目はアフリカ、そのつぎは南極、これは南極条約でいっさいの軍事利用を禁じている。
アフリカでは、エジプトが非核地帯に入りました。アメリカに親しいアラブの国という評価をされるととともに、イスラエルに対抗する意味もある。イスラエルが核武装するとも言われているなかで、エジプトが入った。
そういう意義があった。ASEAN非核地帯、ASEANは別の意味ですごいです。

日本と朝鮮南北とモンゴルで非核地帯条約をなぜ結ぶか。
北朝鮮の核の問題は論理上一発で、すくなくとも北も核を持たないことになる。
じつは対立していた1992年に南北朝鮮は非核合意がされています。
モンゴルは非核宣言、日本は三原則で、非核ということでは合意がある。とくに北朝鮮を交えて信頼醸成をしたい。

核保有国が非核を担保する、とくに中国とロシアが接しているわけで、保証人となる。核攻撃しない、北朝鮮の心配を保証する意味で、アメリカが攻撃しない保証をさせる。
北東アジアの平和作りに役立ちます。
中国、ロシアをひきつけるようにします。
次に北東アジア地域フォーラムを作る。
ASEAN+3 というのもやってるが、ASEANの知恵です。これには、中国ロシア、日本、韓国、北朝鮮そういう国との自由貿易協定を進める、中国を仲間に入れておいた方が安全だということです。

中国ロシアという大国も入った地域フォーラムを作ったらいい。
ますます、中国は大きな経済力を持つから日本がやられると自民党財界は思ってる。
中国から、畳表、しいたけ、ねぎを関税障壁をつくったやりかたをしたら、自動車、電気製品で仕返しされた。農業は競争するからいけない。よい例は牛肉で、高くても日本の消費者は、質の問題でよろこんでたべている。

ファミリーレストランは安いものをつかっていて需要がある。
そういう行き方をとれいいのではないか。
北朝鮮問題で6カ国協議は有意義だと思います。
北朝鮮の核問題、拉致問題の話し合いの場にするのではなく、永続的な場をつくるべきで、地域フォーラムに結びつけてゆく、それにプラス1でアメリカを入れる。
アメリカと中国の間を取り結ぶことをする。
そういうことを日本が仲介してつくるのです。

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